カルカソンヌ三昧

 SF研ボードゲーム推進委員会の一員として、新入部員にカルカソンヌばっかりやらせてます。
 個人的にカルカソンヌ大好きなのと、ボードゲーム素人にも教えやすいってことで。
 カードゲームも同じくらい好きなんだけど、やっぱボードゲームに興味を持ってもらうならコンポーネントの出来栄えも重要かなと。カードゲームって、ただのカードだからね。やっぱドイツゲーやるならブ厚いタイルと木製コマでしょう。カタンとかドイツ製に限りますよ。
 いいゲームなんですが、今いち同年代(±1)には基本的に受けが悪いですね。プエルトリコサンクトペテルブルグみたいなガチガチのゲームが人気です。勿論嫌いじゃないんだけど、貴族のつとめみたいなバカゲーも人気があるだけに、ちょっと不思議です。というかまず「ツモって出すだけの運ゲー」というのとはなんか違う気がしますよ、カルカは。なんだろう…勝負にこだわり過ぎなのかな?

 カルカソンヌ受け悪いよ話はさておき、最近カルカソンヌの2と聖杯(?)カルカソンヌばっかりやってます。1は拡張セットが出すぎて、長いわルール覚えるの大変だわで敷居が高くなっちゃってるし。独立型の二つは原始時代・イスラエル(だっけ?)と個性的な世界設定で見た目にも楽しめます。また後に出たバージョンだけあってオリジナルに比べてルールの煩雑さがなくなり、かついい方向にバランス調整されてます。何よりこの二つまだ手垢がぜんぜんついてないんだよ!
 たきうけはどうも2がお気に入りらしいが、個人的には聖杯のほうが好み。

カルカソンヌ

  • 川小屋:1つの川(道)を巡って二つの全く干渉しあわない縄張り争いが繰り広げられるのは面白い。道の「大きく伸ばす夢が持てない」をウマイ具合に解決してるのでは。何てったって繋がってる水域全てを支配できるんだからね。
  • 金塊発掘:ボーナスタイルの平均点は高いのだが、それが自分の利益に必ずしも繋がらないのがカルカソンヌの面白いところ。しかし金塊が見つかるとなぜ大漁だったり虎追い祭りをしたりするのかは謎。

聖杯(Arc of the Covenant)

  • 聖杯の移動:これを重視してプレイする人間はいないと思う。「ありがたや〜」って感じは出てる。謎。
  • 教祖さま(預言者):熱過ぎる。教祖様の統治なされる街があまりに発展しすぎるといきなり教祖様VS他のプレイヤー全員になる。1拡張セットの大聖堂くらい杜撰なポイントが入るが、他のプレイヤーと共同計画で街を作ってる場合でも、教祖様がおわすプレイヤーだけに恩恵があるのがミソ。
  • 新しい修道院:モスクだっけ? 教会だっけ? 1でおそらく不評だった修道院を、うまく縄張り争いできるように大改革。7点と中途半端なメリットだが、なんかつい争ってしまうのは修道院の印象か。

 見てのとおり、僕はすっかり教祖様のとりこなんです。
 今日、おそらくはじめてタイマンで聖杯をプレイしましたが、敵の教祖を止めるプレイヤーが自分しかいないため非常に手に汗握る展開になりました。ていうか、後輩Gの教祖の支配する街に教祖で乗り込んで勢力争い。いい宗教戦争でした。ちなみに結果は共倒れ(街未完成)。

 なんか1の新しい拡張が出てるみたいです。ドラゴンのコマとか、アホっぽくて非常によいです。誰か一緒にプレイしてくれるんでしょうか。